向後益々研磨可有之者也

このブログで何度か触れていますが、明武館柔道クラブの小川さんと前場さんが初段に昇段されました。
段証書が到着したので、それぞれ稽古出席時に授与されました。

 

段証書には以下のように記述されています。(本日は柔道豆知識コーナーです。)

初段、二段、三段
【段証書の記載】
「日本傳講道館柔道ノ修行ニ精力ヲ盡シ大ニ其ノ進歩ヲ見タリ 依テ初段ニ列ス 向後益々研磨可有之者也」
【読み方】
日本伝(でん)講道館柔道の修行に精力をつくし、おおいにその進歩を見たり。よって初段に列(れっ)す。向後(こうご)、ますます研磨あるべきのものなり。
【意味】
「柔道の修行に努力し進歩したので、今後ますます技を磨いて下さい」

四段、五段
【段証書の記載】
「多年日本傳講道館柔道ノ修行ニ精力ヲ盡シ業精熟ニ至レリ 依テ四段ニ列ス 向後益々研磨シ斯道ニ於テ可期為先達者也」
【読み方】
多年、日本伝(でん)講道館柔道の修行に精力をつくし、業(わざ)、精熟にいたれり。よって四段に列(れっ)す。向後(こうご)、ますます研磨し斯道(しどう)において先達(せんだつ)たらんと期(ご)すべきものなり。
【意味】
「長きにわたって柔道の修行に励み、技が精熟しました。今後ますます技を磨き、先に立って後進を導く人になって下さい」

六段、七段
【段証書の記載】
「多年日本伝講道館柔道ノ修行ニ精力ヲ盡シ技熟達ニ至レリ 依テ六段ニ列ス 向後益々研磨シ他日斯道ニ於テ可期為師範者也」
【読み方】
多年、日本伝(でん)講道館柔道の修行に精力をつくし、技(わざ)、熟達にいたれり。よって六段に列(れっ)す。向後(こうご)、ますます研磨し他日(たじつ)、斯道(しどう)において師範たらんと期(ご)すべきものなり。
【意味】
「長きにわたって柔道の修行に励み、技が熟達しました。将来修行者の模範となって下さい」

みなさん、昇段した時の新鮮な気持ちを思いだし、初心を忘れずに柔道の修練に励みましょう。

(文責 原)